オミクロン株(新型コロナウイルス)の感染者が、日々急速な増加傾向にある中、ワイドショー等を見ていると大きく二極化した内容となっているように感じます。
一つは、感染者数の増加はあるものの重症化しにくいことから社会経済活動を止めないようにすべきとの考え方。
もう一つは、感染者数が増加することにより医療ひっ迫の危機感が感じられ、自粛傾向は仕方がないとの考え方。
どちらにもそれぞれの意見があり、どちらが正しいとは私にはわかりませんが、強いて言うなら「同番組内でどちらか一方の意見を推奨するような傾向に感じられるため、幅広い見解を放送して欲しいと思います」。
その方の家族環境や仕事環境によって考え方が異なるのは仕方がないとも思います。
乳児・幼児や体質的に予防接種できない方や高齢者のご家族がいらっしゃる方、今年が受験生の家族などにとっては、感染の増加は非常に困り、社会的な自粛は仕方がないと考え、感染者の増加に対してシビアに感じられると思われます。
一方で、オミクロン株に関しては重症化しにくいとの情報も飛び交う中、感染で亡くなる方が少ないのであれば、経済的に命を落とす方も多くなるため、感染者数の増加には焦点を当てすぎず、社会経済を止めるべきではないと思う方もいるでしょう。
勝手な思いではありますが、命が一番大事という考え方には、両者とも同じだと思います。
ならば、医療ひっ迫を避けるために社会的な自粛を行い、その自粛やその他の理由によって困窮する方を支援できるような仕組みが出来れば一番良いのではないかと思います。
売上が下がった会社のみを救済するのではなく、あくまでも困窮度合いによるので、一律には難しいかとは思います。また、売上等を前年年度と比較するのではなく本当に困窮者を救える制度が出来れば、反対する方は少なくなるんじゃないでしょうか?
以前のような助成金や支援金などでは、不正受給する方も多く、本当に必要とするところに行き渡っていない状況があったのではないかと思われます。まずは、社会経済の失速を危惧するよりも命優先であってほしいと思います。